医師国試 パラコートに酸素禁忌な理由 パラコートとは除草剤の成分。パラコートは細胞内に入るとNADPHなどの還元物質から電子を奪い、パラコートラジカルとなる。ラジカルが参加されて元のパラコートに戻る際に活性酸素を発生させ、細胞内の核やタンパクを傷害させる。 パラコートはNAD... 2019.09.21 医師国試薬理学中毒
医師国試 有効な拮抗薬・解毒薬がある中毒まとめ とりあえず置いときますまだ追記するかも CO中毒・・・酸素 ➡︎ 高圧酸素療法 (高圧酸素療法を行う疾患:CO中毒、ガス壊疽、潜水病、網膜動脈閉塞症)シアン(青酸)中毒・・・亜硝酸アミル、チオ硫酸ナトリウム麻薬・・・ナロキソンメタノール・... 2019.09.21 医師国試まとめ中毒
医師国試 フェンタニルとレミフェンタニルの違い フェンタニルレミフェンタニルと薬理学的特徴は類似しており、鎮痛効果も同等である。非アルカロイド系の麻薬。鎮痛作用はモルヒネの200倍と言われる。20~40分持続する。モルヒネと違いヒスタミン遊離作用はない。低血圧は起こしにくい。副作用として... 2019.09.20 医師国試麻酔科〜との違い
医師国試 小腸腫瘍まとめ 小腸腫瘍とは全消化管腫瘍の5%ほど。従来の内視鏡では検査が困難であったが、2000年以降カプセル内視鏡、ダブルバルーン内視鏡という新たな小腸内視鏡検査法が開発され、小腸腫瘍は発見される機会が増えている。 小腸腫瘍は日本では以下の3つが主たる... 2019.09.19 医師国試まとめ消化管
医師国試 Wilson病に亜鉛製剤が効く機序 Wilson病についての簡単な内容は以下参照。misoramenn.hatenablog.com wilson病に対する治療は銅キレート剤(D-ペニシラミン、トリエンチン)亜鉛製剤に大別される。 亜鉛製剤について取り上げる。 亜鉛の作用機... 2019.09.19 医師国試肝・胆・膵機序
血液 Howell-Jolly小体の意味するところ Howell-Jolly小体は、ギムザ染色で好塩基性に染まる赤血球内の円形の封入体のこと。これは赤血球を産生する際に、染色体の一部が核に融合されずに残った「核の遺残物」と考えられている。 正常ならば、脾臓の網内系を赤血球が通過する際に、細胞... 2019.09.19 血液
医師国試 肝臓の良性腫瘍まとめ 肝血管腫限局性結節性過形成肝細胞腺腫 肝血管腫概念肝良性腫瘍の80%以上を占める。一般的に単発性であるが10%程度は多発性に見られる。肉眼的には境界鮮明な暗赤色腫瘤で割面は円形、蜂巣状の血管腔を示す。大多数は無症状で偶然発見される。巨大... 2019.09.19 医師国試肝・胆・膵
医師国試 H.pylori除菌がGERDの原因となる理由 GERD(胃食道逆流症)は、胃内容物が食堂や口腔内に逆流することで、胸焼けや呑酸などの症状を呈する病態である。内視鏡検査で粘膜症状を認めるびらん性GERDと粘膜症状が見られない非びらん性GERD(NERD)に分類される。 GERDの発症要... 2019.09.17 医師国試消化管
医師国試 巨赤芽球性貧血に葉酸単独が禁忌な理由 正確にいうと「Vit.B12欠乏もしくは原因が不明な巨赤芽球性貧血に対して葉酸単独投与は禁忌」 巨赤芽球性貧血は骨髄に巨赤芽球が出現する疾患である。巨赤芽球性貧血は、Vit.B12欠乏によるものと、葉酸欠乏によるもの、もしくはその両方が原... 2019.09.16 医師国試神経内科血液
医師国試 原発性アルドステロン症でテタニーになる理由 原発性アルドステロン症は副腎皮質の球状層からアルドステロンが過剰に分泌する疾患である 原発性アルドステロン症の特徴は3つあげられる 高血圧低カリウム血症代謝性アルカローシス アルドステロンは腎の集合管に作用し、Naと水の再吸収を促進するその... 2019.09.14 医師国試内分泌