心房細動(以下AF)は心房由来の高頻度で無秩序な電気的興奮により
P波が消失する
心房から心室への伝導が不規則になることから
リズムが不規則になる
状態のことをいう。
AFに対する治療方針は以下の3つが原則である
レートコントロールとリズムコントロールは、どちらを用いても生命予後に差がないとされるため、症例ごとに検討する。
リズムコントロール
リズムコントロールは
- 洞調律化
- 再発予防
の2点が目的となる
洞調律化に対しては
I a,Ic群抗不整脈薬、カルディオバージョンを行う
再発予防に対しては
I a,Ic群抗不整脈薬、カテーテルアブレーション、外科手術(Maze手術、Radial手術)を行う
洞調律化の除細動をいつ行うのか
ガイドラインも曖昧だが、国試的には以下の原則で考えればよい(QB調べ)
血行動体が不安定 ➡︎ 即、カルディオバージョン
血行動体が安定 ➡︎ 3週間以上の抗凝固療法を行ってから、薬物による除細動またはカルディオバージョン(ただし、48時間以内に新規発症したAFなら抗凝固療法は必要ない。また経食道心エコーにより左房内に血栓を認めなければ即除細動)
わかりにくいと思うので以下のわかりやすい図を見ると良い
以下が出典のQB解説
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