4/3終了 短期配当獲得戦略【2022年4月ver.】

短期配当獲得戦略

以下画像は2022/2/23

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配当王・配当貴族銘柄のうち、資金の都合上1株100ドル以内で購入可能な銘柄を選択します。

2022年4月分は配当貴族KO(Coca cola コカ・コーラ)を選択しました。

2/14 配当の発表

2022年2月17日、配当金とEx-dividend day(配当権利落ち日)の発表あり。

配当金は1株あたり0.44ドルと増配

コカコーラの配当は1株あたり0.44ドル➡︎100株(最低単位)で配当金は44ドル

2/22 CSP:Cash secured put writing

2022年3月14日がEx-dividend dayであったため、まずCSPから組み立てます。

2月22日当時のATMが62ドル程度であったため、MAR11’22 60.0P(3月11日に満期を迎える60.0Putオプション)を0.49ドルで売り立てました。

Ex-dividend dayの前日までに株式を取得しておけばいいと考えています。3月11日に満期を迎えた場合、株の受け渡しタイミングなどを考慮すると、果たして配当金を受け取る権利を得られるのでしょうか・・・?

2022年3月11日満期の60.0Putを0.49ドルで売り立て
 =49ドルを受け取って、コカコーラを60ドルで指値した

➡︎3月11日終値でコカコーラの株価が60ドルを下回っていたら➡︎権利行使
60ドルで100株購入することに


➡︎3月11日終値でコカコーラの株価が60ドルを上回っていたら➡︎権利放棄
時価で100株購入することに

3/11 exercise or expire?

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3月11日のKOの引値は上記のごとく57.92ドル。

したがってMAR11’22 60.0Pがexercise したため、3月11日にKOを60.0ドルで100株購入したことになりました。

株オプションに詳しい人に聞くところ、米国株オプションの権利の割り当ては、満期日の引値で決まるそう。そして、市場が終わった後に割り当て作業が行われる。しかし3月11日に満期を迎えるということは、権利が割り当てられるのが3月12日以降だとしても、株を持ったのは3月11日になるとのことなので、3月14日にEx-dividend dayだったとしても、配当権利は持つことができる、とのことでした。

週明け、IB証券からの取引レポートを待つこととします。

3月11日終値でコカコーラの株価が60ドルを下回っていた(57.92ドル)
➡︎60.0Putが権利行使された
60ドルで100株購入した

3/15 ① 配当権利落ち日

3月14日に配当権利落ち日を跨いだことを確認しました。

米国株(日本株でもそうですが)の場合は、配当権利落ち日=Ex-dividend dayの前日までに株を保持しなければなりません。

今回は3月14日が配当権利落ち日=Ex-dividend dayでしたよ3月14日は月曜日であるため、その前営業日は3月11日金曜日になります。私は3月11日に満期を迎える60.0Putを売っており、このPutがexerciseされた場合いつ株を保持することになるのかが不安でした。

しかし、IB証券からのレポートを参照しますと、どうやら私は確実にこの配当を受け取れる権利がありそうです。

今回は確実にIn the moneyになることがわかっていたからよかったですが、微妙な時はどうしたら良いのか不安になります。今後は配当権利落ち日の前日に満期を迎えるPutは使わない方が良いという教訓を得ました。

続いてCCWに移ります。

KOの配当は受け取れそう

3/15 ② CCW:Covered call writing 1回目

Mar18’22 60.0C(3月18日満期の60.0Call)を0.35ドルで売り立てました。本来ならば3月15日に行うべきだったのでしょうが、やはり起きてられませんでした。しかし今日気づいたのですが、サマータイムになっていたのですね。これなら起きてやれます。

2022年3月18日満期の60.0Callを0.35ドルで売り立て
 =35ドルを受け取って、コカコーラを60ドルで指値した

➡︎3月18日終値でコカコーラの株価が60ドルを上回っていたら➡︎権利行使
60ドルで100株売却することに


➡︎3月18日終値でコカコーラの株価が60ドルを下回っていたら➡︎権利放棄
=再度満期を伸ばして60.0Callを売り立てる(=Rolling up and out)

3/18 CCWの割り当て

3月18日にMar18’22 60.0Cがexersiceされたため、KOの株は60.0ドルで売却されました。
2022年4月短期配当キャプチャー戦略はこれにて終了です。4月1日に支払われるのを確認して、本記事の最終更新とします。

3月18日終値でコカコーラの株価が60ドルを上回っていた➡︎権利行使
60ドルで100株売却することに

4/1 配当の支払い

2022年4月1日、KOの配当が1株あたり0.44ドル。

100株保有していたので90ドル支払われました。

配当の支払い=44ドルを獲得

本戦略の利益まとめ

2022年2月22日〜2022年3月18日の約1ヶ月の取引結果

株のキャピタルゲイン:60.0→60.0から0ドル
配当:44ドル
オプションからの利益:(0.49+0.35)×100=84ドル
合計:128ドル
利益率:128/6000×100=2.13%(約1ヶ月)
年利:25.6%

ボラティリティの低い配当王のKOからこれだけの利益を安全に取り出せるのはオプションを組みんでいるからと言えます。

株価が全く動いてない(60ドルで取得して、60ドルで売却している)のにもかかわらず、2.13%の利益率を出しています。さらに、利益の約66%がオプションからの利益となっています。

本質的には株を買って保有しているのと全く同じリスクなのにもかかわらず、リターンだけを増やすことができています。これはオプション取引の知識があるからの所以です。

株を購入して保有➡︎44ドルの利益
短期配当獲得戦略➡︎128ドルの利益
オプションを組み込むことで、全く同じリスクなのにリターンだけ増やすことが可能に!

最後に

投資ブームでS&P500などのインデックスに脳死で積み立てることが絶対解のような風潮があります。

投資に正解はありませんし、インデックス投資は投資スタイルの王道の一つであることは同意見です。

しかし、命の次に(あるいは同等に?)大事なお金を投資に注ぎ込むのであれば、「どのような局面でも利益を生み出すことが可能な方法が存在する」ということを知っておくことは必要不可欠であり、かつそれを実践できるレベルで準備しておかないで投資をすることは欲望渦巻く株式市場において、自ら進んで養分になることに他なりません。

オプションを組み込むことで、安全かつ時間の経過を味方につけた優位性のある取引ができることと思います。

このブログがみなさんのポートフォリオの適切な安定化に繋がれば幸いです。

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