COVID-19:ファイザーワクチンは変異型にも有効

SARSCoV-2は急速に進化を続けており、新たな亜種が次々と発生している。

米国では、カリフォルニア州(B.1.429系統)とニューヨーク州(B.1.526系統)。イギリスで最初に検出された変異体(V.1.1.7系統)は世界的に広がっており、現在では特定のモノクローナル抗体に耐性を付与するE484K置換を獲得している。

 

これらの最近出現した3つの変異体に対するファイザーワクチン(BNT162b2:コミナティ)による中和効果を調べた。

図ではワクチン2回接種の2週間後(●)または4週間後(▲)に採取した血清の結果を示す。全ての血清で、オリジナル(変異していない)と3つの変異株に対して1:80以上の力価で中和できた。

詳細は原著を参照されたいが、以上のようにファイザーワクチンは、イギリス、南アメリカ、ブラジル変異株のみならず、新しい変異株にも有効である。

やはりワクチンがゲームチェンジャーとして有効だろう。

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NEJM. May 12, 2021 (doi.org/10.1056/NEJMc2106083)

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