パラコートとは除草剤の成分。
パラコートは細胞内に入るとNADPHなどの還元物質から電子を奪い、パラコートラジカルとなる。
ラジカルが参加されて元のパラコートに戻る際に活性酸素を発生させ、細胞内の核やタンパクを傷害させる。
パラコートはNADPHがある限り何度も同じことを繰り返して、活性酸素を発生させる。
すなわち少量でも非常に強い毒性を持つ。
パラコートによる細胞障害は細胞レベルでの酸素が重大な発生要因となっているため、パラコート中毒に酸素投与は禁忌なのである。
おまけ
パラコート中毒の性質
酸素投与禁忌・経皮吸収(基本は経口)・特効薬なし
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