神経内科

医学

傍腫瘍性神経症候群

メモです。亜急性の経過で感覚失調型ニューロパチーを生じた例ではPNSを鑑別。特にNCSでSNAPが消失している例は、後根神経節の炎症が示唆される。SNAP低下は傍腫瘍性神経症候群かSjogren症候群。OCB陽性もありえる。
神経内科

急性期脳梗塞 血管内治療の今

Annual Review Neurology 2020より ■発症から6時間以内のICA・MCA閉塞2015年に5つのRCTが発表された。まず最初に、MR CLEAN試験が発表された。 発症6時間以内の前方循環系の脳主幹動脈閉塞による急性...
神経内科

歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(DRPLA)

知的障害・認知症、てんかん、ミオクローヌス、ジストニア、運動失調をきたす小脳、大脳皮質、基底核、脳幹ポリグルタミン病若年型、早期成人型、遅発性成人型
神経内科

橋本脳症(いつかまとめる)

日本人の3~5%が罹患する。橋本脳症は、「急性脳症型」「慢性精神病型」「小脳失調型」に分けられる。甲状腺機能異常によらない自己免疫機序による脳症である(粘液水腫性昏睡とは異なる)。ステロイド(mPSL超大量療法)が奏功する。血清中にα-エノ...
医師国試

重症筋無力症の胸腺切除の適応(メモ)

胸腺腫を合併しているMGは切除の絶対適応。非胸腺腫MGでは胸腺摘除は十分な根拠なし。胸腺摘除が有効な因子として、胸腺過形成・異所性胸腺組織なし・発症から摘除までの期間が短い・若年者であること。MuSK抗体陽性には有効性あるとは言えない。  
医師国試

MuSK抗体陽性の重症筋無力症のまとめ

重症筋無力症は神経筋接合部において、アセチルコリン受容体(AChR)に対する自己抗体が存在するため、神経筋伝達障害が見られる自己免疫疾患である。 しかしMG患者のうち15%程度はAChR抗体が陰性で、そのうちの一部がMuSK抗体陽性である。...
医師国試

巨赤芽球性貧血に葉酸単独が禁忌な理由

正確にいうと「Vit.B12欠乏もしくは原因が不明な巨赤芽球性貧血に対して葉酸単独投与は禁忌」  巨赤芽球性貧血は骨髄に巨赤芽球が出現する疾患である。巨赤芽球性貧血は、Vit.B12欠乏によるものと、葉酸欠乏によるもの、もしくはその両方が原...
医師国試

感染症なのにステロイドを投与する疾患といえば?

「感染症にステロイドは禁忌」それは過去の遺残ですね例外を覚えましょう