IGRAは結核の検査として知られていますが、その実態は接触者検診で用いられるものです
外来で
「風邪ひいた、ごほごほ、咳が続くんですよね」
というような患者には、結核の診断リズムで
結核は十分知られています
そのほかの培地以下
IGRA(Interferon gamma release assay)は接触者検診でよく用いられるスクリーニング検査です
患者の血清を持ってきて、結核抗原液に滴下し、感作されたT細胞から放出されるIFN-γを計測します
IFN-γの産生量を測定するのがQFT-Plusで、IFN-γ産生のT細胞の数を測定するのがT-SPOT
この話でよく出るのがツベルクリン反応との違い
ツベルクリンは結核の抗原を皮内注射して、アレルギー反応をみている
これは過去のBCG摂取歴をも判定にだしてしまうため 、日本人ではほぼ使えない
ただ、乳児のコッホ現象の際にはツ反を用いるので注意しましょう(BCGの影響はうけないっぽい)
IGRAの陽転には8~10週かかるため、接触者検診もそれくらい期間をおいてやりましょうね
さらに、潜在性結核感染症(IGRAで陽性になったが無症状の人)にはINHを6~9ヶ月用いて治療します
ここでRFPじゃないのはステロイドの効果が弱まるとか、そういうこじつけでなんとか覚えましょう
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