以下画像は2022年1月12日
配当王・配当貴族銘柄のうち、資金の都合上1株100ドル以内で購入可能な銘柄を選択します。
2022年2月分は配当貴族XOM(Exxon mobil corp. エクソンモービル)を選択しました。
1/12 CSP:Cash secured put writing
2022年2月7日が配当権利落ち日(発表未定のため過去から予想)であったため、まずCSPから組み立てます。
1月12日、当時のATMが71.36であったため、28JAN22 71.0P(1月28日に満期を迎える71.0Putオプション)を1.43ドルで売り立てました。
1/28 exercise or expire?
1月28日に28JAN22 71.0Pがexpireしたため1月31日にXOMを74.82ドルで100株購入しました。配当日権利落ち日をあえて越さなくても、遠い期日のオプションなら権利行使されないのでは?という淡い期待を抱いたので、CCWとしてFeb18’22 75.0Cを同日(1月31日)2ドルで売り立てました。
2/9 早期権利行使!!
Feb18’22 75.0Cがexerciseされてしまいました。
高配当銘柄で現在の株価は80ドル付近。配当権利落ち日は本日2月9日。米国時刻の2月9日0:41にFeb18’22 75.0Cは十分In the moneyであり、当然のごとくexerciseされ、割り当てられました。
権利落ち日をまたぐことができませんでした。
XOMは75ドルで売る羽目になってしまいました。油断と経験不足で失敗です。
本戦略の利益まとめ
2022年1月12日〜2022年2月9日の約1ヶ月の取引結果
利益率:361/7482×100=4.82%
年利:57.9%
今回は配当権利を得る前に株を売却せざるを得なくなってしまったため、「配当をより多く得る戦略」は全く機能しませんでした。しかし、オプションを組み込むことで、しっかりと利益を得ています。
今回の戦略における損失は、「得られるはずだった利益を取り損ねた」ことでしょうか。
具体的には、オプションを用いず株を単騎で持っていた場合、現在地は80ドル前後あるので
- 株のキャピタルゲイン:74.82→80.00=5.12ドル⇨5.12×100株=512ドル
- 配当:1株あたり0.88ドル⇨0.88×100株=88ドル
合計で512+88=600ドル
現実に得た利益は361ドルであるため、差し引き600-361=239ドルが「取り損ねた利益」となり、本戦略の損失と言えるかもしれません。
しかし、失敗していても利益が出ているという事実が、安定して長期的に投資をすることができる土台・精神的安心感を作っていると思います。
最後に
(再掲)
投資ブームでS&P500などのインデックスに脳死で積み立てることが絶対解のような風潮があります(某youtube大学など)。
投資に正解はありませんし、インデックス投資は投資スタイルの王道の一つであることは同意見です。
しかし、命の次に(あるいは同等に?)大事なお金を投資に注ぎ込むのであれば、「どのような局面でも利益を生み出すことが可能な方法が存在する」ということを知っておくことは必要不可欠であり、かつそれを実践できるレベルで準備しておかないで投資をすることは欲望渦巻く株式市場において、自ら進んで養分になることに他なりません。
オプションを組み込むことで、安全な取引ができることと思います。
このブログがポートフォリオの適切な安定化に繋がれば幸いです。
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