GERD(胃食道逆流症)は、胃内容物が食堂や口腔内に逆流することで、胸焼けや呑酸などの症状を呈する病態である。
内視鏡検査で粘膜症状を認めるびらん性GERDと粘膜症状が見られない非びらん性GERD(NERD)に分類される。
GERDの発症要因として以下が挙げられる
- LES圧の低下
- 胃酸分泌の亢進
- 食道運動の低下
- 唾液分泌の低下
ここでは胃酸分泌の亢進を考えていく。
H.pyloriに感染すると、萎縮性胃炎となり、胃酸の分泌が抑制される(B型胃炎)。
したがって、GERDの患者が偶然H.pyloriを感染していて除菌してしまうとすると、胃酸の分泌が亢進され、GERDの症状をより悪化させてしまうからである。
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