急性肝炎のASTとALTの経過の違い

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急性肝炎はALT優位と国試の過去問的にはならいます

 

ASTとALTは以下のような特徴があります

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量はASTがALTの2倍ありますが、半減期はALTの方がASTの2倍以上あります

 

 

またASTとALTは以下のように分布しています

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この状況で急性肝炎が生じたとします(急性肝炎の初期を表した図)

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急性肝炎の初期を表した図です

初期は肝細胞全体が一様に障害を受け、全細胞がやられるとします(ほんとかどうかは知らない)

すると量が多いASTが優位に上昇する気がしませんか?

私はそんな気がします

 

 

ではなぜ国試の問題はALT優位になったのでしょう?

それはだいたいの急性肝炎の患者の来院するタイミングが急性肝炎の回復期になるからです

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この時期は回復が進んでおり、半減期の長いALTが残るため、ASTよりもALT優位になるのです

 

ちなみにその問題がこちら

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答えは a,b,c です

 

dとeはALT優位です

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