ASTとALTはどういったときに上昇するのでしょうか
まずそもそも、肝小葉というのは以下の図のようになってます
中心静脈に向かってグリソン鞘の肝動脈と門脈から血流が流れます
さらに肝小葉には以下のようにASTとALTが分布しています
ASTはまだらに存在していますがALTは門脈域に存在しています
なので相対的に中心静脈付近にはASTが多く存在するようになります
またAST、ALTには以下のような特性が備わっています
量的にはAST:ALT=2:1
半減期の長さはAST:ALT=1:2~3
となります
これはこんご各疾患でAST優位なのかALT優位なのかを区別するときに重要になりますので覚えておきましょう
次の図がAST優位、ALT優位を表したものです
なぜこの表のように区別できるかは今後の記事で説明します
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