免疫抑制・化学療法におけるB型肝炎の再活性化について

 

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免疫抑制・化学療法前に、HBVキャリアおよび既感染者をHBs 抗原を用いてスクリーニングする。

上図のアルゴリズム道理である。

 

注意すべき点は

核酸アナログはエンテカビルの使用を推奨する。

・再活性化で肝炎を発症した場合には、HBs 抗原陽性者よりも、HBs 抗原陰性者のほうが重症化しやすい

・リツキシマブ、ステロイド、フルダラビン(抗腫瘍薬、血液疾患に用いる)を用いる場合は、再活性化の高いリスクがあるため、HBV-DNAを月1回モニタリングする。

・免疫抑制・化学療法中あるいは治療終了後に、HBV-DNAガ20 IU/ml 以上になった時点で直ちに核酸アナログ投与を開始する。

核酸アナログ投与終了の目安は、

(1)免疫抑制・化学療法終了後、少なくとも12ヶ月は投与継続すること。

(2)この継続期間中にALTが正常化していること

(3)この継続期間中にHBV-DNAが持続陰性化していること。

 

詳細は以下リンク。

 

https://www.jsh.or.jp/files/uploads/R2-HBV%20Ver2.2.pdf

 

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