本記事ではカバードコールをより効果的な(資産効率よく、ダウンサイドスクをカバーした)投資戦略をリアルタイムで更新していきます。 本戦略の詳細はこちら。
銘柄選定
使用する銘柄は今回もXLP。
XLPとは
生活必需品セレクト・セクター指数の値動きに、経費控除前ベースで概ね連動する投資成果を追求します。同指数は、S&P500®指数における生活必需品セクターのパフォーマンスを計測する指標です。家庭用品、食料、飲料や食品・生活必需品小売などの業種に分類される企業に対する対象を絞った投資を行います。伝統的な指数への投資に比べ、目的を定めた戦略的あるいは戦術的な投資に活用することができます。
発行元 SPDR ホームページより
いわゆる「生活必需品銘柄=consumer staples」というやつです。
2022年11月29日 エントリー
原資産の代わり➡︎2025年1月17日満期の59Call(Δ=0.9)を20.62ドルで購入
カバードコール➡︎2024年1月19日満期の79Call(Δ=0.5)を5.10ドルで売却
この時点で510ドルを2062ドル(☆)を用いて受け取った。
この☆から510ドルを引いた分が最大損失となる(2062-510=1552ドル)
期待リターンは510/2062×100=21.3%(理論的には510/1552×100=32.9%) 1年後(2023年11月ごろ)、Rolling out予定であるが、注意深くフォローアップする。
2023年6月15日 クローズ
①原資産の代わり➡︎2025年1月17日満期の59Call(Δ=0.9)を20.62ドルで購入
17.20ドルで売却
(20.62-17.02)×100=342ドル
→342ドルの損失
②カバードコール➡︎2024年1月19日満期の79Call(Δ=0.5)を5.10ドルで売却
0.87ドルで買い戻し
(5.10-0.87)×100=422ドル
→422ドルの利益
合計①+②
442-342=80ドル・・・③の利益
③を得るのに要した期間
2022年11月29日→2023年6月15日=198日
年変換
80ドル/198日×365日≒147ドル
年利変換
147ドル/2062ドル(☆)×100≒4.9%
<所感>
株高が継続していて、デリバティブを利用した高リスク商品に投資していることに不安を感じ、利益が出ている段階でポジションを決済した。
株式を主体とした、高配当銘柄の「現金確保型プット売り」や「カバードコール」にも投資をしているが、それらのポジションには不安を感じない。
戦略としては良いが、資産全体の割合を考慮してポジションを組む必要があると考えられる。
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