医師国試

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巨赤芽球性貧血に葉酸単独が禁忌な理由

正確にいうと「Vit.B12欠乏もしくは原因が不明な巨赤芽球性貧血に対して葉酸単独投与は禁忌」  巨赤芽球性貧血は骨髄に巨赤芽球が出現する疾患である。巨赤芽球性貧血は、Vit.B12欠乏によるものと、葉酸欠乏によるもの、もしくはその両方が原...
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原発性アルドステロン症でテタニーになる理由

原発性アルドステロン症は副腎皮質の球状層からアルドステロンが過剰に分泌する疾患である 原発性アルドステロン症の特徴は3つあげられる 高血圧低カリウム血症代謝性アルカローシス アルドステロンは腎の集合管に作用し、Naと水の再吸収を促進するその...
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アルカローシスでテタニーが生じる理由

アルカローシスはpHが7.40よりも低下した状態である アルカローシスになっても検査上カルシウムイオンの値は低下しないが、実際に機能しているカルシウムイオンの値が低下するのでテタニーが生じる そもそも、血液中のカルシウムイオンは、「アルブミ...
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Zollinger Ellison症候群で水様性の便になる理由

Zollinger-Ellison症候群は難治性消化性潰瘍胃酸分泌亢進膵ラ島非β細胞腫瘍を3徴とする、ガストリノーマです ガストリノーマなので、ガストリンが産生し、壁細胞に働きかけて胃酸が過剰に分泌しますその結果、胃や十二指腸に多発性の潰瘍...
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Dubin-Johnson症候群で黒色肝になる理由

Dubin-Johnson症候群で黒色肝になる理由 Dubin-Johnson症候群は高直接ビリルビン血症を引き起こす体質性黄疸である高ビリルビン血症以外は、肝機能や画像上異常値を示さず、黄疸以外に症状を認めない 同じ高直接ビリルビン血症を...
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感染症なのにステロイドを投与する疾患といえば?

「感染症にステロイドは禁忌」それは過去の遺残ですね例外を覚えましょう 
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ループ利尿薬で低カルシウム・マグネシウム血症になる理由

ループ利尿薬はヘンレの上行脚のところのNa/K/2Clのチャネルに作用する利尿薬です チャネルの作用は以下のようになっており、一度吸収されたKは再度尿細管内に放出されますこの際、尿細管内と外で電位に差が生じますその差を利用してCaを尿細管か...
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特発性細菌性腹膜炎の腹水はなぜ漏出性なのか?

感染症が原因だから滲出性じゃないのかーー?!いいえ、漏出性です  特発性細菌性腹膜炎(SBP)は肝硬変患者に起こりやすい腹膜炎です肝硬変患者は、低アルブミン血症であるため浮腫・腹水を呈する場合が多いです 低アルブミン血症であると、腸管浮腫が...
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見張りイボってなんじゃらホイ

なんやねん見張りイボってなに見張ってんねん という風に思ってしまいます裂肛に合併するものです  裂肛とは、便秘気味の人の硬い便が通過する際に形成される裂創です切れ痔とも言います裂肛自体は数日で回復しますが、再発を繰り返してしまうと慢性的な炎...
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B型肝炎の様々な抗原・抗体の出方とその理由

sec,ces(セクセス)なんて覚え方もありますが、それぞれの意味を覚えましょうB型肝炎にはさまざまな抗原や抗体が存在しています  抗原にはHBs抗原HBe抗原HBc抗原抗体にはHBc抗体HBe抗体HBs抗体が存在します まず以下の図のよう...