カバードコールは非常に優れた投資法
カバードコール(Covered Call Writing)は非常に優れた投資法として世界中に知られている。
例を挙げて説明する。
A社の株価が100ドルとする。
太郎はA社の株を100ドルで購入し、120ドルになれば売りたいと考える。
その際、120ドルで指値売りをするのではなく、120ドルのコールを売るようにする。
これがカバードコールである。
日本の証券会社では、上記のように投資行為を考えた際、120ドルで指値して売ることしかできない。
もし、120ドルに到達しなかったら、永遠に太郎くんはA社の株を売ることができず、利益を1ドルすらもらえない可能性がある(配当は出るかもしれないが)。
120ドルのコールを売るということは
「120ドルで買う権利(=コール)を売る」ということである。
太郎が「買う権利(=コール)を売る」ということは、誰かが「買う権利(=コール)を買った」ということである。
「買う権利(=コール)を買う」ということは、その値段(=権利行使価格)でA社の株を買うという契約を結ぶことである。
つまりこの場合、コールの買い手はA社の株を社の株を120ドルで買う権利を買ったということである。
その際に太郎に支払われる代金がプレミアムである。
太郎にとっては、120ドルでA社の株を売る契約を結ぶことになるが、その際にプレミアムという契約代をもらうことになる。
120ドル以上の値上がりは放棄することになるが、どのような値段になっても(120ドルにならなくても)プレミアムは得ていることになる。
「120ドルで指値をする」=「120ドルで売る約束をする」
「120ドルのコールを売る」=「120ドルで売る約束をする」
上記のように同じことをしているのにも関わらず、「120ドルでコールを売る」場合はプレミアムを得ることができる。
オプションを利用した方が利益を増やせられるのは明らかである。
しかし、
という場合、カバードコールは弱点が出てくる…。
カバードコールの最大の弱点
株価が上昇していった場合、カバードコールはどのようになるのか
通常は、
・しかし買ってる株(原資産)の利益は含み益のまま(含み益)
であり、万が一途中で大きく下落してしまった場合には
このような事態がカバードコールの最大の弱点と考えられる(そのためカバードコールする銘柄は一生持っておいても良いと考えられる銘柄が良いとされている)。
「一生持っておいても良い」と思うならば、損失を抱えるリスクを背負ったままこの戦略をしても良いだろう。
もし、そう思わないのであれば、私の推奨する方法を考慮に入れていただきたい。
カバードコールのリスクを抑えて、効率的に資産を増やす方法
カバードコールにおける下落リスクを最大限に抑えた方法が存在する。
こちらを参照していただきたい。
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